1月17日で阪神淡路大震災から27年となるのを前に、震災により障害を負った被災者らの現状を伝える交流会が開かれました。
神戸市で開かれたこの交流会は、兵庫県のボランティア団体「よろず相談室」のメンバーらが、震災で障害を負った人や県外に避難してきた人など、知られることが少ない被災者の現状を伝えようと初めて企画しました。
交流会には、阪神淡路大震災と東日本大震災の被災者10人が登壇。
神戸市灘区の自宅でピアノが頭に直撃し、脳に障害を負った城戸洋子さんと母の美智子さんをはじめ、小学4年生の時、宮城県石巻市で被災し、大阪市へ自主避難してきた澤田穂咲さんらが当時の状況や葛藤を話しました。
よろず相談室は1月4日、NPO法人としては解散していますが、今後もボランティア団体として、被災者の訪問活動などを続けていくということです。