元日の兵庫県内各地の表情です。
午前7時半前、国宝・姫路城を照らす初日の出を一目見ようと多くの人が集まりました。
国の重要文化財に指定されている丹波篠山春日神社能楽殿では、全国で最も早く上演される能として知られる「翁神事」が奉納されました。 2021年は新型コロナウイルスの影響で中止となりましたが2年ぶりに開催され、新年を迎えたばかりの境内に厳かな笛の音と小鼓が響きました。
一方、神戸中央郵便局では午前8時前、年賀状を配達する出発式が開かれ、号令とともに配達員が新春の街に飛び出しました。日本郵便によりますと、元日に配達される年賀状は全国でおよそ10億3000万通で、年賀状離れの傾向に加え、SNSの普及などにより2021年より11%減少したということです。神戸中央郵便局ではおよそ161万8000通が市内の家庭に配達されます。
神戸市中央区の生田神社は初詣に訪れた多くの参拝客でにぎわいました。新型コロナウイルスの感染対策で2022年もスマートフォンを使ったQRみくじが導入されています。
【初詣に訪れた人は―】
「厄年なので大きな失敗とかがなく、平和に過ごしたい」
「おみくじの結果はまぁまぁ、学業がうまくいくようにことしも楽しく過ごしたい」
「おみくじは大吉。家族が健康でいられるように願った」
生田神社は三が日だけにこだわらず、1月いっぱいを初詣期間と捉え分散して参拝するよう呼び掛けています。