島田叡さん生誕120年 未来につなぐ「命どぅ宝」

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太平洋戦争の時代に沖縄県の知事を務め県民の命を守ることに尽力した兵庫県出身の島田叡さんの生誕120年を記念して神戸で命の尊さを学ぶ記念式典が開かれました。

神戸市出身の島田叡さんは、太平洋戦争末期アメリカ軍上陸目前の1945年の1月に沖縄県の知事に就任し、10万人の沖縄県民の命を守ったとして現在も「沖縄の島守」として敬愛されています。

島田叡さんの生誕120年となる25日は、2022年で50年を迎える兵庫県と沖縄県の友愛提携の記念式典が開かれ、斎藤知事らおよそ200人が出席しました。 友愛提携は、1972年1月に兵庫県の青年たちが始めた沖縄との友愛運動が全国に広がったことから結ばれたものです。

シンポジウムでは島田さんの功績を称えながら、次世代に命の尊さを伝える大切さについて語られ、沖縄県の照屋義実副知事は玉城デニー知事の手紙を代読し、「今日にいたる交友の契機となる友愛運動を進めていただいた兵庫県の皆さんの心遣いに感謝する」と感謝の意を述べました。 2022年の夏には島田叡さんの功績を描いた映画、「島守の塔」が公開されます。

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