神戸市では、従来よりも手間がかからず環境にも優しい新たな技術を使って雑草を処理するため、取り組みを進めています。
青々と茂る雑草がブロックの隙間からも伸びていますが、処理をするためかけているのは熱湯と泡です。
熱湯と泡で雑草を処理する機械「フォームストリーム」は、神戸市に本社を構える小泉製麻がイギリスの技術を応用し導入したものです。
機械からはおよそ100度の熱湯と人体や環境に害のないとされる植物由来の泡を噴射。 泡で高温を維持し、雑草の根まで枯らす仕組みです。
期待がかかる新技術の効果を確かめるため、およそ2週間後に現場を確認してみると、 処理していない部分と比べたところ効果は歴然でした。
しかし、雑草の種類によって効果が変わることから、熱湯をかける時間や量の調整などが必要だということです。
新しい技術で除草剤を使わず、効率的に雑草が処理できるのか、神戸市では、2〜3年後の導入を検討しています。