2021年12月20日(月曜日) 18:10 地域・まち

女子大学生が取り組む循環型社会
放置竹林から「竹炭パウダー」

資源を効率的に利用する『循環型社会』という言葉をよく耳にしますよね。なかなか個人では…と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、今回は三田市の ある女子大学生が取り組んでいる活動をご紹介します。

パッケージに描かれた「竹炭パウダー」の文字。中身は、文字通り竹を灰にしたものです。
「この竹炭パウダーは私たちが考えて商品にしました」

こう語るのは、森蓮音さん。関西学院大学の3回生です。三田市の地域団体「くるり」の代表を務めていてます。
名前が「くるり・くるり」っていう感じで、循環する社会をイメージした団体で、地域の竹林整備など社会に貢献する活動をしています。そんな彼女の目に留まったのが三田市内の放置された竹林でした。
「以前は人が歩けるような形ではなかったんですけれど、整備して今は間を通って歩けるようになってきています」

「本格的に始めたのは、今年の4月くらいからになるんですけれど、(竹林が)きれいになると地域の方、すごく喜んでくれるし、やりがいがある。でも、竹の出先がないと整備が進まないなと思ったので食用の竹炭パウダーを考えました」

食べる「竹炭パウダー」は体の老廃物を排出する「デトックス効果」などが期待できるという事で最近 注目を集めています。
この くるりの作った「竹炭パウダー」は同じく三田市にある自然派食品のお店で購入できます。

「結構、女性のお客様が、自分の体をデトックスしたいと、毎日のように来てくださる。上手にオススメできないので、お客様の声を聞いておくし、蓮音ちゃんも使い方を考えてねと言っています」

利用方法は、まさに今、模索中・・。
そんな中、この竹炭パウダーをいち早くメニューに取り入れたお店が地元で人気のたこ焼きやさん「たこ久」です。なんと、生地に竹炭パウダーを入れた「黒たこ焼き」を販売しています。

インスタグラムでみんな「いいね!」してくれてます。
ちょっとは期待しているんですけれど。今までのお客さんに「黒たこやきもどうですか?」と言ってみようかなと思ってます。
一度試食したことがある 森さんも、改めて・・
「いつ食べてもおいしいです!
ぜひたくさんの人に食べてもらえたらうれしいです」

「地域の飲食店にいろいろな竹炭の商品を作ってもらって三田の名物になれば面白いなと思っています」

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