南海トラフ地震に備え湾口防波堤の整備が進む兵庫県南あわじ市の福良港で12月16日、地元住民らおよそ130人が現地を見学しました。
南あわじ市の福良港は、近い将来に発生が懸念される南海トラフ地震でおよそ8・1メートルの津波が到達すると想定されています。
兵庫県は津波防災インフラ整備計画で重点整備地区に指定し、福良港では総事業費111億円の巨大防波堤の整備が2017年から始まっています。
3つある水門のうち煙島水門には、水位が上がると自動で浮き上がり水の力を弱める、海底設置型フラップゲートが設置されました。
一連の工事は2023年度に完了する見込みです。