兵庫県神戸市灘区の市立児童館で職員が管理運営費およそ600万円を着服していたことがわかりました。神戸市は職員がすでに全額を弁済していることなどから刑事告訴を見送るとしています。
神戸市によりますと神戸市灘区の市立篠原児童館で職員が2021年7月からのおよそ3か月間で管理運営費合わせておよそ613万円を着服しました。
指定管理者の社会福祉法人が2021年10月に児童館の会計調査を行ったところ着服が明らかとなり職員は「遊興費に使った」などと話し、私的流用を認めているということです。
神戸市は職員がすでに全額を弁済し、解雇されていることなどから刑事告訴は見送る方針です。
この問題を受けて指定管理者の社会福祉法人は篠原児童館の指定管理を辞退すると神戸市に届け出ていて、市は来年早々にも新たな指定管理者を公募するとしています。