兵庫県福崎町の中学校に在籍した3年間、同級生からいじめを受けたのに学校が十分に対応せずPTSDを発症したなどとして、卒業生の男性らがおよそ2億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、神戸地裁姫路支部は13日、請求を棄却しました。
訴えを起こしていたのは2002年から2005年に福崎町の町立中学校に在籍していた32歳の男性とその母親で、当時の同級生からいじめを受けたのに学校が対応しなかったとして町などに損害賠償を求めていました。
判決理由で浅井隆彦裁判長は暴行のうち一部を認定しましたが、多くは「客観的に認められない」と判断。
PTSDといじめとの因果関係も認められないとして請求を棄却しました。