兵庫県神戸市は12月10日、新型コロナワクチンを高い濃度で2人に接種する事故があったと発表しました。
神戸市によりますと、8日午後8時半ごろ、市役所1号館24階の集団接種会場で、高い濃度のままのワクチンを2人に接種する事故があったということです。
通常は、ファイザー製のワクチンのビンに注射器で生理食塩水を注入し薄めてから接種しますが、薄める際、注射器の不具合で食塩水が漏れたとみられます。
接種の待ち時間があり急いでいたため、十分に確認しないまま打ったということです。
市は2人に謝罪し健康観察を続けています。
2人は腕の痛みや頭痛を訴えていますが、通常の副反応の程度だと市は判断しています。
市は今後、接種手順の確認を再度徹底するとしています。