新型コロナウイルスの経済対策として、政府が進める18歳以下を対象とした10万円相当の給付について、小野市は所得制限を撤廃し、全員に全額現金で給付する方針を明らかにしました。

小野市は18歳以下への10万円相当の給付について、「コロナ禍で大変な思いで子育てしているのは皆同じ」として、所得制限を設けずおよそ8800人全員に全額現金で給付する方針を示しました。

10万円の給付について、政府は現金5万円と5万円分のクーポンを原則としていますが、クーポン配布には事務経費およそ900億円がかかることなどが指摘されています。

小野市によりますと、所得制限を超える世帯の子どもはおよそ300人で、およそ3000万円を独自に補填します。

小野市では、5万円ずつ2回に分けて給付するとしていて、1回目は12月28日から始める予定です。