尼崎市議選挙で、1票差で落選した候補者が開票手続きに不服を申し立てていた問題で、県の選管は、票の再点検の結果「結果に変更はない」と結論付けました。
ことし6月の尼崎市議選挙では、落選した元市議の寺坂美一さんが無効票の数え方などについて不服を訴え、市の選管に異議を申し立てたものの棄却されたことから、その後改めて県の選管に審査を求めていました。
これを受け、県選管は寺坂さんの票と寺坂さんより1票多い1913票で当選した迫田敬一さんの票、それに無効票を再点検し、その結果迫田さんの票に変動は無かったものの、寺坂さんの得票のうち2票が無効で、1910票となり結果に変更は無いと結論づけました。
また、名古屋市の選管が不在者投票を送付し忘れ、1票が無効となったことについて県選管は、投票終了時刻後に届いた不在者投票の開票は、法律に規定されていないため結果に反映させることはないとしています。