2021年12月07日(火曜日) 17:50 地域・まち

大阪高裁が関西スーパーの抗告認める H2Oとの経営統合可能に

関西スーパーマーケットとH2Oリテイリンググループの経営統合を差し止めた神戸地裁の仮処分について、大阪高裁は7日、地裁の判断と取り消す決定をしました。

関西スーパーとH2Oの経営統合を巡っては神戸地裁が先月22日、統合案を可決した臨時株主総会の決議の方法について「法令違反または著しい不公正があった」として首都圏を地盤とするスーパーオーケーが申し立てた差し止めの仮処分を認める決定を出しました。

関西スーパーはこれを不服として異議を申し立てていたものの、退けられたことから11月30日に大阪高裁に抗告していました。

大阪高裁の植屋伸一裁判長は7日、「臨時株主総会での投票のルールが予め周知されておらず、関西スーパーの副社長が誤認して白紙の投票用紙を投票箱に入れた」とした上で、「議長が白紙の投票を賛成票として取り扱うことは許容される」などとして、関西スーパーの抗告を認め、地裁の判断を取り消す決定を出しました。

これで関西スーパーとエイチツーオーは12月15日に予定している経営統合が可能となります。

一方、オーケー側はこの決定に不服がある場合、最高裁に最終判断を仰ぐ「特別抗告」を5日以内に申し立てることができます。

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