ミイラや副葬品などの展示を通して古代エジプト文明の魅力に迫る特別展が兵庫県立美術館で開かれています。
ずらりと並んだ棺12点が立てた状態で立体的に展示されていて、神秘的な世界が広がります。
神戸市中央区の兵庫県立美術館で開かれているこの特別展では、世界屈指の古代エジプト・コレクションを誇る、オランダのライデン国立古代博物館のおよそ2万5000点に上る所蔵品から厳選しておよそ250点を展示。
ミイラをはじめ、死者の書と言われる「パピルス」や美しい装飾品などさまざまな資料が並びます。
また、今回の見どころの一つがCTスキャン技術を用いたミイラの解析です。実際にミイラをCTスキャンし、健康状態など生前の様子や死亡した時の年齢を解明し映像で紹介していて、最新の科学の力で古代の謎に迫ります。
古代エジプト文明の魅力をさまざまな角度で伝えるこの特別展は、来年2月27日まで兵庫県立美術館で開かれています。