2005年、宝塚市で男性から現金およそ4500万円を奪ったとして強盗致傷の罪に問われている男の裁判員裁判の初公判が神戸地裁で開かれ、男は起訴内容を否認しました。
大阪市西成区の土木作業員の男(61)は2005年、別の男と共謀し、宝塚市で男性を車に押し込み、「抵抗したら殺す」などと脅した上で、男性の自宅から現金およそ4500万円などを奪い取ったほか、胸を刃物で刺して軽いけがをさせたとして強盗致傷の罪に問われています。
12月1日に神戸地裁で開かれた初公判で男は「言っていることがだいぶ違う」と起訴内容について否認しました。
冒頭陳述で検察側は「知人から情報を入手し、男性から金を奪い取る計画を立てた」などと指摘。 一方、弁護側は「暴行を加えておらず、強盗致傷罪は成立せず、脅迫罪にとどまり、すでに時効が成立している」と主張しました。