尼崎市のJR脱線事故を教訓に大規模な鉄道事故を想定した総合訓練が、兵庫県太子町で行われました。
この訓練は2005年に尼崎市で起きたJR福知山線脱線事故を教訓にJR西日本が実施したもので、JRのほか警察や消防合わせておよそ140人が参加しました。
訓練は、JR網干駅と竜野駅の間の踏切で電車が乗用車と衝突し、多数の負傷者が出たという想定で行われ、駆け付けた消防隊員や警察官が乗客の救出にあたりました。
参加者は関係機関との情報の共有や連携を確認しながら乗客の避難誘導や二次災害の防止に取り組んでいました。
JR西日本は今後も訓練を重ね、関係機関との連携強化を図っていきたいとしています。