2021年11月25日(木曜日) 17:06 事件・事故

尼崎6人死傷事故 トラック運転手の男に禁錮3年の実刑判決

ことし7月、尼崎市で大型トラックが信号待ちをしていた車の列に突っ込み6人が死傷した事故で、過失運転致死傷の罪に問われているトラック運転手の男に対し、神戸地裁尼崎支部は禁錮3年の実刑判決を言い渡しました。

福岡県のトラック運転手の男(46)はことし7月、居眠り状態で大型トラックを運転し、尼崎市の交差点で信号待ちをしていた車の列に突っ込み、西宮市の男子大学生を死亡させるとともに、5人に重軽傷を負わせたとして過失運転致死傷の罪に問われていました。

これまでの裁判で、男は起訴内容を認め、検察側は、高速道路料金の負担を渋り会社が定める労働時間を守らないことが常態化していたと指摘していました。

11月25日の判決で神戸地裁尼崎支部の佐藤洋幸裁判官は、「休憩をとらずに運転を継続し居眠り運転をするに至っており注意義務違反の程度は著しい」として禁錮3年の実刑判決を言い渡しました。

この事故を巡っては、過労状態での運転を容認したとして、兵庫県警は男が働いていた運送会社「ロジコン」と運行管理者の男性を書類送検しています。

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