首都圏地盤のスーパー「オーケー」が「関西スーパーマーケット」と「エイチ・ツー・オーリテイリンググループ」との統合差し止めを求めた仮処分の申し立てについて、神戸地裁は認める決定をしました。
10月の関西スーパーの臨時株主総会では、エイチ・ツー・オーリテイリンググループとの経営統合案が採決され、必要な3分の2をわずかに上回る賛成で可決されました。
買収に名乗りを上げていたオーケーは、投票を締め切ったあとに、特定の株主の申し出により、再集計が行われ、統合案が「否決」から「可決」に変わったとして、神戸地裁に経営統合の手続きを差し止める仮処分を申請。
神戸地裁は11月22日、「決議の方法に法令違反または著しい不公正がある」と指摘し、差し止めを認める決定をしました。
一方、関西スーパーは決定を不服として保全異議を申し立てると発表しました。