国の文化審議会は19日、淡路市の「江埼灯台」を重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申しました。
淡路市の江埼灯台は日本に現存する3番目に古い洋式灯台で1871年(明治4年)に明石海峡を眼下に望む淡路島の北端に日本政府が建設しました。
灯台の内部にある灯器台には鉄球を使用した免震装置が整備されていて、この免震装置は世界でも最初期のものと考えられ貴重だということです。
また、明石海峡を行き交う船舶の安全を守り続けた日本最初期の洋式灯台の一つとして近代海上交通史上価値が高いと評価されました。
国の文化審議会は合わせて10件の建造物を文部科学大臣に答申しています。