神戸の理化学研究所などは、スーパーコンピューター「富岳」を使った新型コロナに関する研究が、「スパコンのノーベル賞」とも称されるゴードン・ベル賞の特別賞を受賞したと発表しました。
ゴードン・ベル賞の特別賞を受賞したのは、兵庫県にある理化学研究所や神戸大学などの研究チームがスーパーコンピューター「富岳」を使い、人の口から出る飛まつやエアロゾルの拡散を予測した研究です。
理研などによりますと、新型コロナウイルスを見える化し、感染防止対策の重要性を啓発したことなどが評価されたということです。
ゴードン・ベル賞は「スパコンのノーベル賞」と称されるなど計算科学分野で最も権威のある賞の一つで、去年から新型コロナに関する研究に特別賞を設けています。
理研は今後も「富岳」を活用し、感染症対策の研究などに役立てていきたいとしています。