来年夏に神戸市で開催予定の「世界パラ陸上競技選手権大会」について、大会の事務局が開催時期を2024年春とする2度目の延期を検討していることが分かりました。
「世界パラ陸上競技大会」は2年に1度開かれ、神戸市が開催都市となる第10回大会は、およそ100の国や地域から役員や選手ら2300人の参加が想定されています。
大会を巡っては東京パラリンピックとの同時期開催を避けるため当初予定していたことし9月からの延期が去年決まり、開催に向けて「ユニバー記念競技場」のバリアフリー化などが進められています。
大会事務局によりますと、新型コロナウイルスの感染収束が見通せず、観客を入れての開催や選手との交流などができるかどうか分からないことから大会理念である「パラスポーツの振興」が実現できないということで、2024年春への延期を検討しているということです。
組織委員会は12月1日の総会で、会期変更の決定権を持つ世界パラ陸上競技連盟に対し、延期の申し入れをするかどうか決めることにしています。