姫路市は交通の利便性の向上や観光客の誘致を目指し、観光スポットを自動運転機能付きの1人乗りロボットで巡る社会実験を行っています。
この社会実験は世界遺産の国宝・姫路城をのぞむ姫路市の中心市街地を気軽に巡ってもらおうと、姫路市が自動運転機能付き1人乗りロボット「ラクロ」を開発した東京のベンチャー企業ZMPと共同で行っています。
ラクロは足が不自由な高齢者らのために2018年に開発された電動車いすで、時速4キロでゆっくり移動するため、のんびりと街並みを見ながら観光できるようにと今回の実証実験で活用されています。
ラクロに乗って移動できるのは姫路城周辺や姫路城をのぞむ大手前通り周辺など3つのコースです。
さらに拡張現実=ARグラスを装着することで搭乗中に姫路城にまつわるエピソードを知れるほか、登城体験などもできるということです。
ラクロは選ぶルートによって料金が異なるほか、搭乗するためには事前の予約が必要です。
この社会実験は11月19日まで行われています。