2021年11月17日(水曜日) 06:19 地域・まち文化・スポーツ

【Vリーグ】姫路連敗に竹下佳江さん、「”惜しかった”で終わらずに」

  • 放送席の竹下佳江さん(右)/11月14日

  • ヴィクトリーナ姫路 6 セレステ・プラク/(c)V.LEAGUE

  • JTマーヴェラス 5 柴田真果/(c)V.LEAGUE

■V1リーグ
姫路 1-3 JT/11月13日
姫路 0-3 JT/11月14日

女子バレーボールVリーグ1部(V1)8位のヴィクトリーナ姫路は11月13、14の両日、ホームのヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市立中央体育館)で首位のJTマーヴェラスと戦い、いずれも敗れた。

3連覇を目指すJTは10戦全勝で首位をキープ。
姫路は3勝7敗となり9位に後退した。

■勝敗分けた選択

13日の試合。
最大のポイントは、セットカウント1-1で迎えた第3セット、
姫路が24-22でセットポイントを握り、JTのサーブとなった場面だった。

ここで姫路のスパイクが決まれば、2セット先取となり勝利に前進する。

姫路エースのプラクは後衛に回っていて、セッター堀込は前衛のルーキー渡邉にトスを上げたが、渡邉は決めきれず、JTドルーズのスパイクで24-23に。

続くJTのサーブを受けて、堀込は今度は前衛の孫田に打たせたが、孫田はスパイクミス。
24-24に追い付かれ、姫路は最大のチャンスを逃した。

サンテレビの試合中継で2日間、放送席に座った竹下佳江さん(前ヴィクトリーナ姫路監督、選手時代はJTに所属)は、堀込の意図について、渡邉の対面が171㎝のセッター柴田だったので、マッチアップを考えて渡邉に打たせたと解説した。
その上で、「相手のマッチアップよりも、攻撃の効果率の高い人から使っていくのがセオリー。プラク選手のバックアタックを…(使うべきだった)」とコメントした。

結局、姫路は第3セットを28-30で落とし、第4セットも粘ったが25-27で落とした。

■対策してきたJT

14日の試合。
JTは前日、途中出場で活躍した田中瑞希を第1セットから先発起用し、姫路のプラクや田中咲希らのスパイクを封じた。

竹下さんは、「JTはメンバーやローテーションを変えてきた。ブロックが飛んでる脇、空いてるコースにしっかりレシーバーが入っている。さすがJTというディフェンスから攻撃に展開している」と評価した。

姫路は、17-25、13-25と簡単に2セットを奪われ、第3セットはデュースに持ち込んだが26-28で力尽きた。

竹下さんは姫路について、「最後の勝負どころで勝たしてもらえない。20点目以降の勝ち切り方ですね。『惜しかったね』では終わらずに、勝ち切れるようにやってほしい」と奮起を促した。
(浮田信明)

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