2021年11月15日(月曜日) 18:07 地域・まち

5分の1の軽さ 発泡スチロールでできたe-鳥居

たつの市からの話題です。
年始などには神社へ初詣でに行く方が多いと思いますが、神社で見かける“あるもの”の材質が変わってきているんです。
その「あるもの」とは何か・・わかりますか?

それではVTRご覧ください。
神社で見かける「あるもの」…それは鳥居でした!
一見、普通の鳥居に見えますが…

山本さん:「これは、わが社が手掛ける『鳥居』といいます。
ちなみに、これはミニ版なんですけれども…こーんなに軽いんです!
軽さの秘密は後ほど・・。

この「イー鳥居」を作ったのは、「コルク工業」という会社で、保温、保冷などに使われる食品容器や梱包に欠かせない発泡スチロール製品を作っています。
一方で、最近ではビーズクッションなどのアイデア商品も手掛けていて、人気があります。
実は、これらの商品作りのノウハウが「イー鳥居」に生かされているんです。

部位によって材質をかえております。柱は塩化ビニールの水道管を使用しております。(手で叩く)このように中が中空になっております。軽量です。
貫材(ぬきざい)は細くてもしっかりを基本に木材を使用しております。上部の笠木(かさぎ)はウレタンコートで全体を包んでおります。
会社の主力製品、発泡樹脂を使うことで軽量化することに成功しました。
このサイズで、およそ40キログラム。木製の5分の1、石の鳥居の15分の1ほどだそうです。

さて、この「イー鳥居」を作るきっかけは何だったんでしょうか?

「近隣の自治会の方より、腐りかけた鳥居が台風で倒れた、何とかならないか?発泡スチロールは軽いし、腐らへんし、何かできるん違うかとていうようなお話をお聞きして、それから検討を始めてまいりました。
完成当初は、まだ認知度が低かったものの、噂を聞いた 近くの自治会から発注があったそうです。

当時の鳥居は木造で、根元の方が腐ってきて、グラグラして、地震とか台風とかで倒れる心配もありました。
新調されたe-鳥居は地元の方々の評判も上々だそうです。

さて、この龍野コルク工業では、他にも洋風建築に使われる柱や、巨大な『天狗の面』なども製作し評判を呼びました。
今まで以上に みんなに喜んでいただける商品づくりをしていきたいといきこんでおられました。

ところでこの鳥居の「e-鳥居」の名前の由来は?
エコロジーの「e」と大阪弁の「ええやん」のイーということでした。

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