尼崎市の風俗街「かんなみ新地」に対し、警察と市が営業中止を求める警告を出していたことがわかりました。
警告が出されるのは、営業開始以来初めてだということです。
11月1日付けで風営法に基づく警告を受けたのは、尼崎市の風俗街にある「かんなみ新地組合」に加盟する飲食店です。
警察によりますと「かんなみ新地」は遊郭としておよそ70年前に始まったとされ、1958年の売春防止法施行後も飲食店の形態をとりながら性的サービスを提供している疑いがあるということです。
警告書では「地域の生活環境が悪化しているとの声が寄せられ、違法な営業をしているのであれば直ちに中止するよう警告する」などと記されていて、警告のあと一帯の31店舗が一斉に閉店し、8日までに違法な営業は確認されていないということです。
「かんなみ新地」に営業中止を求める警告が出たのは70年間で初めてだということです。