姫路市立小学校の元教諭が特別支援学級の児童らに体罰や暴言を繰り返していた問題で、市の教育委員会は5日、原因を究明する検証委員会の初会合を開きました。
検証委員会の初会合は姫路市役所で行われ、弁護士や臨床心理士ら3人の委員が出席しました。
この問題は姫路市立城陽小学校で特別支援学級の男性教諭が2018年以降、児童の障害をからかうなど差別的な発言や体罰を行い懲戒免職となったほか、報告を受けながら放置していたとして校長も懲戒処分を受けたものです。
5日の委員会では冒頭、姫路市教育委員会の西田耕太郎教育長が「失われた信用を回復し、二度と起こらないよう具体策を構築したい」などと述べ、このあと委員らは城陽小学校を訪れ、現地調査を行ったということです。
検証委員会は年内に報告書をまとめる予定で、姫路市教育委員会はその後、再発防止に向けた検討会議を設けるということです。