北朝鮮による拉致被害者・有本恵子さんの父、有本明弘さんらが25日、兵庫県の斎藤知事と面会し、救出に向けた支援を要請しました。
神戸市出身で北朝鮮による拉致被害者・有本恵子さんの父、明弘さんと、「救う会兵庫」の氷見彰弘代表が25日、兵庫県の斎藤知事を訪問し、救出に向けた支援を要請しました。
有本恵子さんはロンドンに留学中だった1983年に北朝鮮に拉致され、明弘さんは去年亡くなった妻の嘉代子さんとともに、国へ要望したり街頭で署名活動を行うなど、救出に向けた取り組みを続けています。
25日の面談で、斎藤知事は有本さんに対し、「兵庫県として国にしっかり声をあげていくことが大事。拉致問題は重要な問題で県民に啓発していきたい」と述べました。
兵庫県は拉致問題への若者の関心を高めるため、高校生向けに30分程度の映像資料を年度内に制作する予定だいうことです。