2021年10月25日(月曜日) 17:05 地域・まち文化・スポーツ

【Vリーグ】ヴィクトリーナ姫路が初勝利、荒谷は長期離脱か

  • 6セレステ・プラク/(c)V.LEAGUE

  • (左から)3大元朱菜、6セレステ・プラク、13田中咲希、4花井萌里、2櫻井美樹、12孫田菜奈/(c)V.LEAGUE

  • 負傷した11荒谷栞

  • 8宮地佳乃

■プラクが躍動/姫路3-2日立(10月23日)

バレーボールVリーグ1部(V1)ヴィクトリーナ姫路は10月23日、アウェイで日立Astemoリヴァーレと対戦した。

姫路は第1、第2セットを連取され後がなくなった。

第3セットも20-23と追い込まれたが、佐々木千紘の巧打と現役オランダ代表セレステ・プラクのスパイクなどで逆転し、セットを奪い返した(25-23)。

第4セット、姫路はプラクにボールを集め、高さでまさる日立と激しい点の取り合いとなった。
終盤、18-22とリードされたが、プラクの対角を務めたルーキー渡邉かや(下北沢成徳高-日大)の連続スパイクなどで追い付き、最後も渡邉が決めてセットカウント2-2に持ち込んだ(25-23)。

最終セットも姫路はプラク中心に攻め、14-11とマッチポイントを握ると、最後はプラクのスパイクが日立のブロックアウトを誘い、逆転で今季初勝利をつかんだ。

プラクは33得点を挙げ、スパイク決定率は39.5%をマークした。
試合後のインタビューでプラクは「日立は強かったが、私たちはあきらめずによく戦った」と語った。

■死闘、及ばず/姫路2-3日立(10月24日)

24日の試合。
セットカウント1-1で迎えた第3セット、姫路は、レフトからプラク・渡邉、センターから佐々木・宮地、ライトから田中と、多角的な攻撃を見せ25-23で奪った。

姫路は第4セットも優位に進め、24-22とマッチポイントを握った。しかし粘る日立に追い付かれ、デュースの末、25-27で落とした。

最終セットも姫路は10-7とリードしたが逆転され、13-14と日立にマッチポイントを握られた。
佐々木のスパイクでいったんはデュースに持ち込んだものの、14-16で押し切られた。

姫路の中谷監督は、「点を取り急ぐあまり、連続失点を繰り返してしまった。チームとしては一歩前進できたと思う」とコメントした。

■荒谷の“代役”宮地が奮闘

ヴィクトリーナ姫路は、10月15日の開幕戦(vs東レ)で、スパイクを打った後に左足を痛め退場したミドルブロッカー(センター)荒谷栞(あらたに・しおり)について、ホームページで「左膝前十字靱帯断裂・半月板損傷」と診断されたと発表した。

荒谷は昨季、NECから姫路に移籍し、主力選手として活躍。今季は副キャプテンを任されている。

荒谷が離脱したため、23日の日立戦では、アウトサイドヒッター(レフト)の宮地佳乃(179㎝ 20歳 下北沢成徳高)がセンターの位置に入った。

宮地は24日、センターの位置でフルセット出場し、スパイクで14得点(決定率58.3%)、ブロックで3得点と奮闘した。
(浮田信明)

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