日本列島を縦断し、南西諸島まで2000キロ以上も移動するというチョウの「アサギマダラ」が淡路島で確認されました。
兵庫県南あわじ市の諭鶴羽山に飛来したのは、淡い青のあさぎ色に黒い編み目の羽を持つ蝶のアサギマダラです。
アサギマダラは10センチほどのチョウで日本各地に分布。 夏は涼しい地域へ北上、秋は暖かい地域に向け南下するなど季節ごとに長距離を移動することで知られています。
しかし移動に関して解明が進んでおらず、1980年代に全国の有志により羽に識別情報を記載する追跡調査が始まります。
今回、南あわじ市で確認された個体を調べると9月19日に長野県の小諸市を飛び立ち、およそ1カ月をかけて400キロ以上を移動していました。
例年通りならアサギマダラは10月末ごろまで淡路島で見られるということです。