2021年10月13日(水曜日) 12:00 事件・事故

神戸5人殺傷事件初公判 被告の男が無罪主張

2017年に神戸市北区で男女5人が殺傷された事件で、殺人などの罪に問われている男の裁判員裁判が神戸地裁で始まり、弁護側は無罪を主張しました。

神戸市北区の無職の男(30)は2017年7月、自宅で同居する祖父(当時83)と祖母(当時83)、近くに住む女性(当時79)を殺害し、母親(57)と近くに住む女性(69)を襲い重傷を負わせたとして、殺人などの罪に問われています。

神戸地検は精神状態を調べるため、およそ8カ月にわたり鑑定留置を行った結果、軽度の精神疾患はあるものの刑事責任は問えるとして起訴していました。

13日、神戸地裁で開かれた初公判で男は起訴内容について「間違いない」と認めた一方、弁護側が「事件当時、統合失調庄の影響で心神喪失状態だった」として無罪を主張しました。

冒頭陳述で検察側は「統合失調症の影響はあるものの、善悪を正しく考える能力が残されていて、心神耗弱にとどまる」と指摘。一方弁護側は「統合失調症の影響で、犯行を思いとどまることができなかった」などとして、無罪を主張しています。

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