2021年10月07日(木曜日) 17:45 地域・まち

但馬地域に伝わる伝統芸能
「麒麟獅子舞」と「ざんざか踊り」

新温泉町と朝来市、2つの但馬地域に古くから伝わる2つの伝統芸能の話題をお送りします。
幸せを呼ぶとされる「麒麟獅子舞」と地域の繁栄を願って踊られる「ざんざか踊り」をご覧ください。

10月3日、新温泉町 和田(わだ)の八柱(やはしら)神社で「麒麟獅子舞(きりん・じしまい)」が奉納されました。

例祭に合わせて地元の20代から60代の男性12人が参加し、感染対策として規模を縮小しての奉納となりました。

麒麟獅子舞は鳥取県東部から兵庫県北西部に江戸時代から伝わる民俗芸能で、おととし日本遺産に認定されています。

この日はこの他、麒麟獅子が地区の各家庭を回り、出迎えた人たちは家内安全や無病息災などを祈っていました。

同地区麒麟獅子舞保存会 会長 田中利明さん】
去年も今年もコロナ収束を祈って舞いました。
出来るだけ後の世代に伝統芸能は残していきたい新温泉町では、10月8日や9日にも他の地区で麒麟獅子舞が行われる予定です。

【ざんざか踊りの太鼓】
同じく3日、朝来市の糸井(いとい)小学校では「寺内(てらうち)ざんざか踊り」の体験学習が行われました。

この「ざんざか踊り」は但馬地域に古くから伝わる伝統芸能で、兵庫県の無形文化財にも指定されています。
こちらは1983年7月に撮影された「ざんざか踊り」の映像です。
踊り手が円陣を組み腰につけた太鼓を打ちながら舞い踊ります。

朝来市以外にも養父市や新温泉町の5つの地域に継承されている踊りなのです。
【ざんざか踊りの先生】ざんざか ざんざか・・・
参加した糸井小学校の4年生 児童19人は、手と足の動きのタイミングを合わせるのに一苦労。
【体験した児童】意外と簡単そうと思ってやってみたら足と手が同じになってごちゃごちゃになって足と手がクロスになっちゃって、反対って自分も分かっとるけど違う方に
行っちゃったからちょっと難しかったです。
【体験した児童】難しいけど楽しかった
【ざんざか踊り保存会 下村清さん】本当に見ると上手で頼もしいなと思いました。先輩たちから受け継いできたことは氏子の一人として次代につないで行きたい

LINE

あわせて読みたい

広告

広告

広告

PAGE TOP