豊岡市で、コウノトリ野生復帰事業の原点となった飼育ケージ「約束のケージ」に、つがいが11年ぶりに移されました。
「約束のケージ」に移されたのは、子育て経験がある2年目のつがいです。
この飼育ケージは絶滅の危機にあったコウノトリの保護や繁殖のため1965年に設置されたもので、当時、関係者らが「いつか野に帰す」と約束したことから「約束のケージ」と名づけられました。
その後、およそ50羽がふ化しましたが、老朽化が進んだだめ2010年から使用を中止。補修工事を経て、国の登録有形文化財となりました。
「約束のケージ」を再活用し、つがいが飼育されるのは11年ぶりとなります。 約束のケージでひなが誕生すれば、2009年以来だということです。