■西宮66-70熊本/10月2日
男子プロバスケットボールBリーグ2部(B2)が10月2日に開幕し、西宮ストークスはホーム西宮市立中央体育館に熊本ヴォルターズを迎えて開幕戦に臨んだ。
西宮は序盤から攻撃のリズムが作れず、2Qはわずか8点止まり。2Q以降リードを奪えなかった。
試合終了まぎわにジョーンズの連続得点や谷の3点シュートなどで猛攻し、2点差まで迫ったが、及ばなかった。
西宮は計27本のフリースローを得たが、11本を失敗し(成功率59.3%)、勝敗を分けた。
■名刺代りの3P
西宮の新戦力・元日本代表の川村卓也が1Q途中に登場すると観客席から盛んな拍手が湧いた。
川村は昨季、B1三河で3点シュート成功率45.3%を記録。
登場して2分後に3点シュートを決めたが、その後はあまり攻撃シーンは見られず、計8得点にとどまった。
試合後、川村は「チームに気を使いすぎた。もっとアグレッシブにいきたい。僕が求められているのは点数をとること。名前が先行してインパクトを与えられなかった」と語った。
■西宮73-75熊本/10月3日
前日とは違って西宮は1Qから攻勢に立った。
前半だけで7本の3点シュートを決め(うちジョーンズ3本)、8点リードで折り返した。
しかし熊本は、シュートが外れてもリバウンドを取って2次攻撃で得点する「セカンドチャンスポイント」を何度も挙げて追い上げ、試合終了53秒前に逆転。そのまま西宮を振り切った。
■リバウンド取られた
試合後、西宮のフィッシャー・ヘッドコーチ(HC)は、「オフェンスの遂行力、シュートの確率など、昨日よりは成長した。終盤の重要な場面で、相手にオフェンスリバウンドを取られたことが、今日の結果につながった」と分析した。
次節、西宮はアウェイで青森ワッツと戦う。
(浮田信明)