2021年10月01日(金曜日) 17:34 地域・まち報道特集・ドキュメント

阪急武庫川新駅構想 詳細を徹底解説

阪急西宮北口駅。神戸や大阪へのアクセスがいい特急停車駅です。周辺には駅直結の阪急西宮ガーデンズがあり人気のエリアです。その“ニシキタ”と武庫之荘駅の間に新駅を作る構想が9月発表されました。

カギを握るのは橋脚の出っ張り。この部分を土台にしてホームを設置する予定です。また改札は両岸に設置する予定です。

新駅周辺は、阪急の西宮北口と武庫之荘駅の他、JR甲子園口や立花駅があるエリア。場所は阪急2つの駅3.3キロの間、武庫川にかかる橋の上で、川の中央に西宮市と尼崎市の市境があります。

新駅について地元住民はどう考えているのでしょうか?

(地元住民ら)
「私はいらない。この辺であれば(駅まで)自転車を使う。すごいお金使ってやるよりは。」
「便利になっていいかなと。」
「武庫川から西北って結構距離あるからできたら便利かな。」
「乗客も少なくなってテレワークも増えたら利用者少ないですよね。」

阪急電鉄の上村都市交通事業本部長。新駅周辺は大きな可能性を秘めていると期待します。

(上村さん)
場所としては大阪にも近いし、(新駅設置で)阪急・JR両方とも乗れる駅というのは非常に価値が高い。地域全体のポテンシャルが新駅によって大きく上がる。

では、新駅のイメージについては?

(上村さん)
現在考えているのは、普通車止めて、あとは特急が西宮北口に止まるということで乗り換えていただくというかたちになるのかなと。
川があるというのは大きい。景観もいいし、六甲山もキレイに見える。こういったところをどう活用するか。

「川の上」にある駅と言えば、阪神武庫川駅です。新しい駅はこちらの駅と同様に橋の上に建設される予定です。

川の上の通路を徒歩や自転車で行き来きする人たち。新駅も車の乗り入れはせず、徒歩と自転車での利用を想定しています。西宮と尼崎にまたがる駅が出来ることで両市の交流も期待されています。

西宮市の石井市長。新駅構想を大歓迎してます。

(石井市長)
尼崎市さんは川を挟んで共に成長するパートナー。常に稲村市長と心合わせをしてまいりました。駅が成就すればその象徴となる。

そこまで力を入れる理由がこちら。昭和17年、瓦木地区が西宮市と合併する条件として、西宮市が新駅設置を各所に働きかけることを約束する、という文章が残されています。西宮市にとって新駅は80年来の悲願なのです。

(石井市長)
新駅がさらに西宮市の利便性を高めて、ウォーカブルな環境にやさしい街づくりの象徴になれば。

また新駅設置の人口増加により税収は西宮市で年間2億円。尼崎市で1.2億円増加見込みです。

一方の尼崎市。稲村市長は、あくまで身の丈に合った新駅を目指すと話します。

(稲村市長)
そもそも尼崎市、非常に厳しい財政状況がこれまで続いている。財政的にしっかりと無理のないかたちで進めていくということが大切。
駅としてもコンパクトな。事業費をコンパクトに抑える事を想定している。駅ビルとかは想定しておりません。

こちらは関係自治体と阪急電鉄は新駅設置のメリットや課題をまとめた報告書です。

それによると事業費は総額60億円。事業費の3分の1を国の補助金で賄い、残りを自治体と阪急電鉄で負担する事になる見込みで、財政負担も課題のひとつとなっています。また新駅設置で駅周辺自転車問題も解決したいとしています。

(稲村市長)
尼崎市は駅の駐輪スペースが十分じゃないという問題をこれまでも抱えてきたが、駅の数が増える事でその辺の分散も図っていける。

あくまで地元の意向が最優先とする自治体や阪急電鉄。開業時期は未定で、新駅実現に向けて検討会での協議が続きます。

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