■挑戦者の気持ちで
昨季2連覇を果たした女子バレーボールVリーグ1部(V1)JTマーヴェラス(練習拠点:西宮市)が
10月の開幕を前に9月27日、リモートで決意表明の会と会見を行なった。
吉原知子監督と、東京五輪に出場した小幡(こばた)真子キャプテン(リベロ)、林琴奈(アウトサイドヒッター)、籾井(もみい)あき(セッター)の3選手が登場。
小幡キャプテンは、「目標は3連覇。謙虚に挑戦者の気持ちを忘れず戦いたい」。
林は、「レベルアップしたチームをお見せしたい。コートの内外関係なくチーム全員で戦う」。
籾井は、「オリンピックでは1点を取る難しさを学んだ。JTでは確実に1点を取れるコンビを作りたい」とそれぞれ決意を語った。
■トップ維持の難しさ
チームを2連覇に導いた吉原知子監督(バルセロナ、アトランタ、アテネ五輪代表)は、「常時、4人攻撃を確実にできるようにしたい。トップであり続けることの難しさを(選手は)これから実感していくと思う」と語った。
今季は同じチームと土日に連戦するカードが増えるが、吉原監督は「一番要求されるのは修正力と対応力。1戦目に負けた時に攻め手を変えることが重要になってくる」と分析した。
■スローガンは「覇動」
JTマーヴェラスは昨季、レギュラーシーズンは2位だったが、シーズン無敗の東レをプレーオフで破り2連覇を達成した。
昨季リーグ2位の430得点を挙げたアンドレア・ドルーズ(東京五輪アメリカ代表)を中心に、層の厚い戦力で今季も戦う。
会見では今季のスローガン『覇動』(はどう)が発表された。3連覇、そして世界の頂点を目指す意味が込められているという。
JTの初戦は10月16日のトヨタ車体戦。シーズン中、ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園)などでホームゲームが行われる。
(浮田信明)