担任を務める特別支援学級の児童に体罰や暴言を繰り返していたとして、姫路市の小学校の男性教諭が懲戒免職となりました。
懲戒免職となったのは姫路市立の小学校で特別支援学級の担任を務める39歳の男性教諭です。
県の教育委員会によりますと、男性教諭は2018年からことし6月までに、担当するクラスの自閉症などの児童6人に対し、体罰や暴言を繰り返していたということです。
水やりの当番の札を隠した児童に対し、「お前なんか必要ない、さっさと転校しろ」と言ったり、プールの水を怖がり泣いている児童の頭を無理やり押さえて水につけたりするなど、男性教諭の不適切な行為は34件に上ります。
女性支援員が体罰や暴言を記録し、過去に2度教頭に相談していたということですが、報告を受けた校長はことし6月に3度目の相談があるまで教育委員会に報告していませんでした。
聞き取りに対し男性教諭は一連の行為を認め、「強く言っても動じないから怒りに任せて行った」などと話したということです。
教育委員会は警察への被害届の提出も検討しています。