去年3月、尼崎市の路上で介護事業所の経営者をコンクリートブロックで殺害したとして殺人の罪に問われた男に対し、神戸地裁は17日、懲役14年の判決を言い渡しました。
住所不定無職の男(45)は去年3月、利用していた介護事業所の経営者吉田修二さん(当時70)をコンクリートブロックで殴り殺害したとして殺人の罪に問われていました。
これまでの裁判で、男は起訴内容をおおむね認め、弁護側は精神障害があるとして減刑を主張していました。
17日の裁判員裁判で飯島健太郎裁判長は、「犯行時の行動から判断能力や行動制御能力が著しく低下していたと言えず完全責任能力があった」とした一方、「限定的ではあるが精神障害が影響を与えていたことを考慮する必要がある」として懲役14年の判決を言い渡しました。