2021年09月16日(木曜日) 18:29 地域・まち報道特集・ドキュメント

商店街のにぎわい シャッターアートで取り戻す

女の子がカラフルに描かれているこちらのアート。
描かれているのは、シャッターなんです。
地域を盛り上げようと神戸市の商店街で進んでいるあるプロジェクトを取材しました。

神戸市長田区の「大正筋商店街」。
50の店舗が軒を連ね、長年、地域に親しまれています。
その商店街で、今、あるプロジェクトが進められています。
それは…。

アートで地域を盛り上げる「大正筋アートミュージアム」です。
シャッターアートで商店街に彩りを与えようと13のお店のシャッターにアーティストが思い思いの絵を描きます。

アーティストの1人、松縄春香(まつなわはるか)さん。
松縄さんが担当するのは、創業67年の精肉店「肉の千鶴屋(ちづるや)」のシャッターです。
埼玉県出身の松縄さんは、東京の美術大学を卒業後、コンテンポラリーダンスについて学ぼうと4年前、ダンス教室の拠点がある長田区にやってきました。
そこで出会ったアフリカ人のアラン・スナンジャさんと結婚。
いまは、夫と子どもの3人で商店街の近くで暮らしています。
今回、ホームページでプロジェクトを知り、「地域を盛り上げたい」と応募しました。

1918年に設立した「大正筋商店街」は、阪神・淡路大震災でおよそ8割が全焼。
震災からの復興を掲げ、再開発事業が進められてきましたが、震災前のにぎわいは戻らないまま、空き店舗が目立ちます。

「商店街を一つの美術館にしたい」プロジェクトを企画したのは、商店街で保育園やリハビリ施設などを運営している廣田恭祐(ひろたきょうすけ)さんです。
シャッターに絵を描くアーティストは、プロアマ問わず募集し、35人の応募がありました。
アートのテーマは「成長する商店街」。

制作作業は8月上旬から始まり、すでに6作品が完成しています。
保育園のシャッターには・・・「ジャングル・ラボ」という園の名前にぴったりの動物がかわいらしく描かれています。
松縄さんは実際に存在しないものを表現する抽象画を描きます。
ダンスや絵画などの制作活動のかたわら、子どもの面倒を見ながら、夫の出身地のアフリカ布を使った雑貨の制作や、販売を行っています。

長田の街にやってきて4年。
シャッターアートでは、「エネルギッシュな絵」を描こうと考えています。
夫のアラン・スナンジャさんも松縄さんが描く絵に期待を寄せています。

作業2日目、少しずつ松縄さんの描く絵が浮かび上がってきました。
松縄さんが描くシャッターアート。
そこに込められている思いとは…たくさんの人の思いが込められたシャッターアート。
まもなく完成する松縄さんのシャッターアートは、一体どんなものになるのでしょうか。

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