2021年09月08日(水曜日) 17:28 地域・まち

神戸市に神出病院事件の真相究明を求める要請書を弁護士などが提出

去年、看護師らによる患者虐待事件があった神戸市西区の精神科病院で、ことし5月にも患者への暴行が起きた問題を受け、弁護士などが調査を求める要望書を神戸市に提出しました。

神戸市に要望書を手渡したのは、兵庫県弁護士会や兵庫県精神保健福祉士協会など6つの団体です。

神出病院をめぐっては勤務していた看護師ら男6人が精神疾患のある入院患者に虐待行為をしたとして、去年、準強制わいせつや暴行などの罪で有罪判決を受けました。

事件後、神出病院を運営する「兵庫錦秀会」は職員などでつくる「危機管理委員会」を設置していましたが、ことし5月には別の元看護師の男が患者の胸ぐらをつかむなどし、傷害容疑で書類送検されました。

問題を受け、弁護士会などは市と病院に対し、事件の真相究明を行うとともに、第三者委員会の委員を市が選んだ外部専門家とするよう求めました。

市はすでに弁護士や精神科病院の代表など5人を第三者委員会の委員に選んでいて、9月中に会合が開かれる予定です。

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