兵庫県など17都府県で高級車を繰り返し盗んだとして大阪府の男ら2人が逮捕・起訴されていたことが分かりました。被害総額は9億円以上とみられます。
窃盗などの疑いで逮捕・起訴されたのは、大阪府堺市の会社員の男ら2人です。
2人はことし2月、千葉県の駐車場で高級車「レクサス」を盗むなどしたとして窃盗の罪に問われています。
また、2人は2016年からことし2月までに、兵庫県など17都府県で高級車合わせて192台を盗むなどした疑いが持たれていて、被害額は合わせておよそ9億5000万円に上るとみられています。
事件を巡っては自動車のネットワークシステムに侵入し不正に動作させる「CAN(キャン)インベーダー」と呼ばれる小型機械が押収され、警察は車を盗むのに使っていたとみています。
CANインベーダーを使ったとみられる容疑者の逮捕は全国で初めてで、調べに対し2人は容疑を認めているということです。