兵庫県造園建設業協会の女性事務員が銀行から不正に融資を受け着服していた疑いがある問題で、協会の会長は女性事務員に全額返済を求めると共に刑事告訴する考えを示しました。
兵庫県庁で開かれた会見には、兵庫県造園建設業協会の橋本渉会長と代理人弁護士が出席しました。
協会などによりますと8月2日、融資を受けている銀行から申請書類が改ざんされていると連絡あり確認したところ、経理を担当する女性事務員が協会名で不正な融資を受け着服していたことを認めたということです。
着服は2013年ごろから始まっていたと見られ、銀行からの借入金およそ1億円の内、少なくとも2500万円が使途不明となっていて協会は横領の可能性が高いと見て刑事告訴する方針です。
問題を受け、協会とともに明石海峡公園の管理を担う兵庫県園芸・公園協会は、管理を他の業者に委託することも視野に国と協議するとしています。