兵庫県造園建設業協会に勤務する女性事務員が協会の文書を偽造して銀行から融資を受け、金を着服していた疑いがあることが分かりました。協会は融資を返済できないとして解散する見通しです。
兵庫県造園建設業協会の関係者によりますと7月下旬、融資を受けている銀行から申請書類が偽造されていると連絡があり確認したところ、女性事務員が協会名で不正な融資を受け、着服していたことを認めたということです。
協会はおよそ30社が加盟する一般社団法人で、国の指定管理者として国営明石海峡公園の管理などにあたっています。
不正な資金の引き出しは事務員が協会に雇用された直後の2013年から始まっていたとされ、着服した額は合わせて1億円を超えるとみられます。
協会は融資を受けた金額を返済できないとして近く解散する見通しで、女性事務員を横領などの容疑で刑事告訴する方針です。