尼崎市は警察や防犯協会などと協力し、特殊詐欺などを防ぐ「特殊詐欺防衛隊」を結成しました。
尼崎市役所で開かれた会見には、稲村和美市長をはじめ、市内3つの警察署の署長や防犯連絡協議会会長など8人が参加しました。
尼崎市では2021年に入り「還付金詐欺」などの特殊詐欺が6月までに51件発生。これは2020年の同じ時期のおよそ1・6倍で、被害総額も1000万円ほど増えていることから、市は、動画などで注意を呼び掛けてきました。
新たに結成された特殊詐欺防衛隊は、警察からの情報をもとに不審な電話があった地域周辺の無人ATMをパトロールし、携帯電話を持ちながら利用する高齢者などに声を掛けるということです。
特殊詐欺防衛隊は24時間体制でスタンバイし、2人1組でパトロールを強化することにしています。