2021年08月13日(金曜日) 16:50 事件・事故地域・まち

神戸市北区高校生殺人事件 将太さんの父 周囲の支えに「感謝」

2010年に神戸市北区で高校2年生の堤将太さんが殺害された事件で10年10カ月を経て8月4日、容疑者の男が逮捕されました。自ら情報提供を求めるなど事件解決を願っていた将太さんの父親が今の心境を語りました。

(将太さんの父・堤敏さん)
今は警察の方々 情報を寄せてくれた方々、捜査に協力してくれた方々、今まで僕らを支えてくれた方々、みなさんにお礼を言いたい。感謝しかないです

末っ子だった将太さんはいつも家族の中心にいました。
2010年10月4日、午後10時45分ごろ神戸市北区筑紫が丘の路上で当時高校2年生だった堤将太さん(当時16)が何者かに頭や首などを刺され殺害されました。

事件に関する目撃証言や物証は少なく、犯人の手掛かりは当時一緒にいた女子中学生の目撃証言をもとに作成された似顔絵で、捜査は難航しました。

父親の敏さんら遺族は毎年、なんとか犯人逮捕につながる情報を得ようとビラ配りを続けてきましたが、去年、有力な手がかりがないまま事件から10年を迎えました。

(敏さん)
息子を殺された怒りもあったしどこにぶつけていいかわからないままの10年10カ月だった。風化してしまうことは仕方ないことだと思う。「絶対に捕まえる」と言っていたけれど折れそうになった時もある。
警察の方が支えてくれたし、これだけの情報が寄せられているので頑張りましょうという励ましもあった。情報を寄せてくれた全国の方々のおかげだと思っています。

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