■西日本で唯一の参入
東京オリンピックで銀メダルに輝き、注目を集めた女子バスケットボール。
その女子バスケットボールの国内トップリーグ「Wリーグ」(バスケットボール女子日本リーグ)に来年、姫路市を本拠地とする「姫路イーグレッツ」が参入する。
Wリーグは、昨季優勝のトヨタ自動車(名古屋市)、11連覇したENEOS(柏市)をはじめ、富士通(川崎市)、デンソー(刈谷市)など13チームが所属するが、すべて名古屋以東に本拠地があり、西日本のチームは姫路イーグレッツが唯一となる。
■働きながら競技
姫路イーグレッツは2013年に発足し、社会人トップの「地域リーグ」に参戦している。
チームには15名の選手が在籍し、西アフリカ・マリ出身で身長195㎝のA.ラリヤ(20歳)も今季から加わった。
選手は播磨地域のスポンサー企業で働き、夜に市川町や福崎町、週末は神河町の体育館で練習している。
■羽ばたけ、シラサギ
7月7日、白崎みなみキャプテンとラリヤが姫路市役所を訪れ、清元秀泰市長にWリーグ参入を報告した。
姫路市を本拠地として活動するチームは、女子バレーボール(Vリーグ)の「ヴィクトリーナ姫路」、女子サッカー(なでしこリーグ)の「ASハリマアルビオン」などがあり、それぞれ地域に根ざして活動している。
姫路イーグレッツを創設した岡田隆人・代表兼GMは「来年のWリーグ参入に向け、西日本唯一のチームとして恥じない成績を残せるよう、戦力を強化していきたい」と意気込む。
イーグレットとは英語でシラサギを意味する。
姫路を象徴するチームとして大きく羽ばたけるか。
(浮田信明)