11年前、神戸市北区で高校2年の男子生徒が殺害された事件で、当時17歳だった男が逮捕されてから11日で1週間。
男は事件の8日前に犯行に使用したとみられるナイフを購入したことが分かっていて、警察が詳しい動機を調べています。
堤将太さんは2010年10月、女子中学生といたところを突然襲われ、亡くなりました。
現場に残された物的証拠が少なく、捜査は難航。遺族は情報提供を求めてビラ配りなどの活動を続けてきました。
そして、1週間前。殺人の疑いで逮捕されたのは、当時17歳で現在は愛知県に住むパート従業員の男(28)です。
男は堤さんを刃物で刺し殺害した疑いが持たれていて、捜査関係者によりますと、男は容疑を認めているということです。
男は逮捕前、周囲に「人を殺したことがある」という趣旨の話をしていて、警察はこうした情報などから容疑者を特定したということです。
また、男は当時現場近くに住んでいて、事件の8日前には犯行に使用されたものと同じナイフを近くの量販店で購入していたことが分かりました。
堤さんや一緒にいた女子中学生は男と面識がなかったとみられ、警察が詳しい動機を調べています。