2010年、神戸市北区で起きた男子高校生殺害事件で、4日、殺人の疑いで当時17歳だった男が逮捕されました。
2010年10月4日、神戸市北区の路上で、当時高校2年だった堤将太さん(当時16)が、当時中学3年の女子生徒と一緒にいたところ、近づいてきた男に刃物で刺され殺害されました。
述べ3万人以上の捜査員が投入されるも事件は難航。 10年と10カ月の時を経て、急展開を迎えました。
逮捕されたのは、事件当時17歳だった愛知県に住むパート従業員の男で、堤さんの体を刃物で刺し、殺害した疑いが持たれています。
逮捕の一報を聞き、現場には堤さんの友人の姿がありました。
堤さんの遺族は情報提供を求めてビラを配るなど、事件の真相解明を願い続けてきました。 しかし、容疑者の逮捕に至っても遺族の無念が晴れるわけではありません。
4日、父親の敏さんは、「『本当なのか』と驚くとともにこれまで情報提供を求める活動を重ねてきた思いもあいまって、涙がこみ上げてきました。私達にできることは静かに冥福を祈ることです。」とコメントを発表しました。
警察によりますと、男は当時現場近くに住んでいた可能性があるものの、高校への在籍は確認されていないということです。
また、単独で犯行に及んだとみられ、警察は今後事件の詳しいいきさつを調べる方針です。