幼い子どもを含む11人が亡くなった明石歩道橋事故からで丸20年、現場には遺族らが訪れ、犠牲者の冥福を祈りました。
2001年7月21日、明石市が主催した花火大会の終了後、見物客が歩道橋に殺到し、群衆なだれが発生。 幼い子どもや高齢者11人が死亡し、247人が重軽傷を負いました。
発生から丸20年を迎え、事故発生時刻には、当時2歳だった次男の智仁ちゃんを亡くした下村誠治さんや、明石市の泉市長らが訪れ、慰霊碑に花を手向け、静かに祈りを捧げました。
献花した泉房穂市長は「あの日のことを伝えるだけではなくて日々の仕事に生かす努力を重ねていくべきだ」と話していました。
次男を亡くした下村誠治さんは「亡くなった子どもをここに置いてきている気持ち。子どもに謝りに来ている。子どもに顔向けができないので遺族が一丸となって発信ができればと思う」と話しました。