同僚の男性の水筒に毒物を入れ、水筒を使えなくしたとして加古川市に住む30歳の会社員の女が起訴されました。
加古川市に住む会社員の女はことし3月、勤務していた神戸市長田区の建設会社で、同僚の男性の水筒に人体に有害な物質「ナファゾリン」や「リシン」を入れ、水筒を使えなくさせたとして器物損壊の罪で19日に起訴されました。
捜査関係者によりますと男性が事務所に置いていた水筒の飲み物の味やにおいに違和感を感じたため、職場で見張ったところ、女が液体を入れるところを確認。
男性から被害届を受けた警察が、6月に器物損壊の疑いで女を逮捕していました。 男性に健康被害はなかったということです。
リシンは体内に入ると発熱や呼吸困難を引き起こし、死に至る場合もあり、女の自宅から、リシンを製造するための植物の種子が見つかったということです。
神戸地検は女の認否を明らかにしていません。