淡路市では15日、買い物に出掛けるのが難しい高齢者らを支える移動スーパー「とくし丸」の出発式が行われました。
移動スーパー「とくし丸」は過疎地で買い物に出かけるのが難しい高齢者らを支えるサービスで洲本市や南あわじ市ではすでに3台が稼働しています。
淡路市内には買い物のサポートが必要な高齢者の住宅が150軒あり、移住してきた夫婦が販売を担います。
淡路市は2021年5月に「とくし丸」を展開するスーパーマーケット「マイ・マート」と「高齢者見守り事業に関する協定」を締結。 「とくし丸」を活用し販売員が利用者の異変を発見すれば淡路市の地域包括支援センターに連絡するということです。
マイ・マートの橋本琢万社長は「待っていたよ、助かるありがとうとかおっしゃっていただける高齢者の方もいてこういう形で地域の役に立ててうれしい」と話していました。
販売を担う野崎敏郎さんは「移住者の私たちを受け入れてくれた淡路市の人たちに少しでも役に立てるように1軒1軒真心を込めて回っていきたい」と話しています。
「とくし丸」はおよそ1600種類の商品を積み込み、1日50軒を回るということです。