JR西日本の長谷川一明社長は14日の定例会見で、在来線およそ130本を減便する2021年秋のダイヤ改正について「心苦しいが厳しい経営状況のため」と理解を求めました。
JR西日本は2021年10月のダイヤ改正で、在来線およそ130本の減便や運行区間の短縮などを実施する予定で詳細を7月中に発表するとしています。
長谷川社長は、ダイヤ改正について新型コロナウイルスの感染拡大による利用者の減少に対する経営の適正化のためと理解を求めました。
長谷川社長は会見で「利用が少ないので本意ではないが経営の現状あるいはこれからの鉄道の利用状況を鑑みた時に減便をさせていただく」と話しました。
また2017年に新幹線「のぞみ」の台車に亀裂が見つかり重大インシデントに認定されたことを受け、車両検査係などが当時の状況をVRで、追体験できるようにするなど新幹線の安全教育を強化していることが説明されました。